日本三佛毘沙門天の一つと言われる、大岩山多聞院最勝寺の毘沙門天王は鎮護国家、心願成就、必勝祈願をはじめ、数多のご利益があるといわれております。とりわけ、除災招福、開運招福、厄除けにもご利益があらたかであるといわれております。 除災招福・開運招福:福の神としての毘沙門天 毘沙門天は数多くの武将たちに必勝祈願の対象として信仰されてきたことが広く知られています。 大岩山毘沙門天の必勝祈願ページへ 一方でまた、毘沙門天は七福神の一神としても数えられます。七福神の中でも、毘沙門天は開運招福、心願成就、商売繁盛などのご利益があらたかであると言われています。 四天王としての毘沙門天と災難除け・厄除け 毘沙門天は四天王の一人としても知られています。四天王は帝釈天にお仕えし、須弥山の中腹で仏敵から仏法を守護する役割を負っています。四天王はそれぞれ北方を毘沙門天(多聞天)、東方を持国天、南方を増長天、西方を広目天が守護しています。日本において、毘沙門天の仏像は様々な形のものがあります。その中でも、足元に着目しますと、多くの毘沙門天像が邪鬼を踏み付けている形となっております。他の四天王にも邪鬼を踏みつけている像容がみられます。また、毘沙門天は宝棒や戟を持っており、これは仏敵を打ち伏せるものと言われております。このように、毘沙門天は邪鬼から仏法を守る役割を負っております。毘沙門天に帰依する方も邪鬼(邪気)から御守り頂けると言われており、災難除け、厄除けのご利益が大変あらたかであると言われております。 悪口祭りと「獏」・開運招福・厄病退散 大岩山毘沙門天には御本尊「毘沙門天」さまのほかにも、厄除けのご利益のあるお祭りがございます。日本の中でも奇祭と言われる悪口まつりです。悪口祭りは大晦日の夜に大岩山のふもとから山頂近くの毘沙門天本堂まで歩いていく際に、「バカヤロー」をはじめとした悪口を言いながら登っていくというお祭りです。1年中のうっぷんを晴らすとともに、厄を落とし、清々しく新年を迎えるというお祭りです。悪口まつりの由来は諸説ありますが、その一つに架空の動物「獏(ばく)」に関するものがあります。悪口祭りが始まったとされる江戸末期当時、疫病で亡くなる人が多く、厄病退散を願っていたそうです。沢山の人が亡くなっていく中で、悪夢を食べる架空の動物「獏」にこの悪夢を食べてもらい、 この厄病退散の祈願が届くように願ったとされています。はじめはこの「獏」を「ばくさま」と祈っていたものが「ばくやろう」、「ばかやろう」と訛っていった。これが「バカヤロー」と悪口を言う悪口祭りの起源になったという説があります。大岩山毘沙門天では、悪口祭りの際にこの「獏」に災難や厄を食べて頂き、開運厄落としを祈願する獏の絵馬を金五百円にてご授与しております。 日本の奇祭「悪口祭り」のページへ 滝流しの式と開運招福天 大岩山毘沙門天では、1年最後の悪口祭りで厄落としをしたのち、1年の初めに開運招福を祈願するお祭りがございます。それが「滝流しの式」です。滝流しの式は、大岩山毘沙門天本堂にて、元日午前0時から始まる新春初御護摩修行ののちに執り行われます。この行事は江戸時代前期の寛永年間(1624年~1643年)から始められたと言われています。滝流しの式では、御本尊「毘沙門天」の前で執り行われ、お神酒を「滝のように」額から受け、大盃で飲み干します。福やご利益が滝のごとく尽きることのないように、という縁起で執り行う儀式であります。 日本の奇祭「滝流し式」のページへ 除災招福・開運招福の御祈願方法 大岩山毘沙門天での除災招福の御祈願方法はご参拝、御護摩修行がございます。 大岩山毘沙門天の除災招福・開運招福ご参拝について 大岩山毘沙門天へご参詣頂き、本堂前へお越しください。鐘を鳴らした後、合掌し、御本尊「毘沙門天」さまに向かって心静かに御祈願ください。本堂内部および御守授与所は毎朝5寺半か毎月一日にひらいております。また毎月一日には御本尊毘沙門天像もご開帳しております。どうぞお参り下さい。 大岩山毘沙門天への参拝案内ページへ 除災招福・開運招福の御護摩修行 大岩山毘沙門天では本堂内で火を焚いて御祈願を行う御護摩修行を行っております。毎朝5時半、もしくは毎月一日に執り行っております。 大岩山毘沙門天の御護摩修行ページへ ・悪口まつり 毎年の大晦日、午後11時より悪口祭は大晦日の夜11時より、大岩山毘沙門天のふもとにあります男坂口駐車場から登山道を出発し、大岩山毘沙門天本堂まで歩いて参ります。 日本の奇祭「悪口祭り」のページへ ・滝流しの式 毎年、大晦日午後12時(元日0時)より、大岩山毘沙門天本堂にて執り行われます。 日本の奇祭「滝流し式」のページへ ・除災招福、開運厄除のお守り 大岩山毘沙門天の除災招福、開運厄除の御守りです。 ・開運厄除御守り 毘沙門天のお姿を備えた開運厄除のお守りです。 ・毘沙門天御姿ストラップ(ヒノキ製) ヒノキで作られた、御本尊「毘沙門天」が彫られたストラップ御守りです。 ・厄落とし絵馬(獏) 架空の動物「獏」に厄を食べてもらい、厄落としの御祈願のための絵馬になります。 この絵馬の所以の詳細は「悪口まつり」をご覧ください。
日本三佛毘沙門天の一つと言われる、大岩山多聞院最勝寺の毘沙門天王は鎮護国家、心願成就、必勝祈願をはじめ、数多のご利益があるといわれております。とりわけ、除災招福、開運招福、厄除けにもご利益があらたかであるといわれております。